ダリア(天竺牡丹)日記 Vol.186
『ダリアの育種講習会』
先日、秋田国際ダリア園園長である鷲沢幸治氏(日本ダリア会理事長)が川西ダリヤ園を訪れ、ダリアの育種講習を行いました。
鷲沢氏は、切花市場で爆発的な人気を誇る「黒蝶」の生みの親であり、「虹」や「プリンセスマサコ」など多くの品種を開発し、世に送り出している世界的に有名な品種改良家であります。
講習会では、これまでの培った経験をもとに、「育種のためにはいかに優秀な親を見つけるかが大事」と、品種改良・育種のノウハウを参加者に、丁寧に分りやすく教えて下さいました。また、採種方法、作業手順についても講習いただきました。
なお、秋田国際ダリア園の開園は8月9日に予定されています。
2008.08.05:[会員さんからのコンテンツ]
ダリア日記
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一粒の種子から
品種改良にはまず、交配と採種を行わなければなりません。
交配には、親となる品種の見極めがとても重要。(鷲沢氏は自然交配派)
一重咲き等(変り咲き系)品種を除けばダリアは花弁数が多く、種子の採取はとても困難です。中輪などでも採種すること可能ですが、種子の比較的とりやすい品種には、優秀な子孫が生まれにくくなっているようです。
一輪の花から採ったたった一粒の種子から、とても優秀な品種が生まれることがあり、優秀な親探しに育種家は日々苦労し、経験によって親木(品種)を絞り込んでいきます。
種子が比較的採種し易いもとしては「水蓮咲き」や「ボール咲き」の品種。特に、水蓮咲きの「夢水蓮(小西氏作)」には「プリンセスマサコ」などの優秀な子孫が沢山出ています。 ・・・・・・鷲沢氏