獅子頭の修理検分の続きです。おやっ!ネジが・・−マイナスネジこりゃ古い!ぶ厚い塗膜がペロンと剥がれてきました。中には今では珍しいマイナスネジで固定した錆びた補強鉄板が現れました。マイナスネジは工具も無く、下手に回すと溝がなまって頑としてそこに居座ろうとします。どうやらもう一方の軸受けにも同じものが隠れていそうです。レントゲンでもあれば一発で発見できるのですが・・。どなたかの修理跡を解体するのは実に楽しい作業で四苦八苦、思考錯誤が甦ってきます。
やはり・・・予想通りありました。漆のパテ(こくそ)の厚いこと厚いこと通常もったいなくてこんなに漆を使え無いものですが湯水の様な使いっぷり・・およよー漆負けの恐れが出できました。
ちぇっ・・やはり
こちらは摘出した悪化した患部です。この部分を新しく移植して再生いたします。古い治療の跡が隠れていました。断裂した部分をビスを深く埋め込み強化しています。しかしビス止めによる補強は効果が薄い事が判明しています。
舌の木口の塗料を剥がしてみると底に杉の板を張り付け補強の跡が見えてきました。しかし繊維の方向が一緒では効果が半減します。90度スライドして張り付けなければ意味がありません。ここで依頼主に相談に行きました・・
獅子宿燻亭Prat3
山形おきたま観光協議会
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あらっ!
やはり・・・予想通りありました。
漆のパテ(こくそ)の厚いこと厚いこと
通常もったいなくてこんなに漆を使え無いものですが
湯水の様な使いっぷり・・
およよー
漆負けの恐れが出できました。