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毎年８月１０日、本日は勢至観音祭礼・「ごんぼの実まつり」です。
商店街の通りにある勢至観音様の年に一度のお祭です。

「ごんぼ」とは方言で「ごぼう」のこと。
おいしいごぼうができてもそれを食べずに育て続けると…。
トゲトゲのある実を付けます。

普通は根っこがおしいごぼうになったら食べてしまうのでなかなか見られない姿かもしれませんね。八百屋さんにもおいていませんよ。

さて、このごんぼの実まつり、
この日は夜になると、町の若者が観音様のある広場に集まり、トゲトゲのあるごんぼの実を異性に投げ合ったそうです。
その実が意中の相手につけば恋が実るといわれているのです。

町内の製糸工業が盛んな時代は若い女性工員さんがたくさんいて、お祭りの夜は若者でとても賑やかだったそう。
はしゃぎながらごんぼの実を投げあったんでしょうね。
洋服や髪の毛にたくさんごんぼの実が付いている人はモテモテの証しだったそうですよ！笑


最近では、小さなお子さんがごんぼの実を投げあって遊ぶくらいで、本来の年頃の男女がごんぼの実を投げあうドキドキの姿はなかなか見られなくなってしまいましたが、地域のアットホームな楽しい縁日ですので、お近くの方はぜひお参りにいらしてくださいね。
良縁が訪れるかもしれませんよ！