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上杉伯爵邸でお出ししている「遠山蕪の粕汁」は米沢に古くから伝わる伝統野菜です。

この遠山蕪ですが、上杉伯爵邸と深い関わりがあります。

他の大量生産で安価な野菜に追いやられ、遠山蕪の生産が一度中止されました。
その遠山蕪を米沢の伝統、郷土料理として残すために、上杉伯爵邸が蕪の種探しから始め、米沢の農家さんへ栽培をお願いし、復活させて現在に至りました。

今でもスーパーなどには出回っておらず、一部の業者さんにしか卸されておりません。

おそらく郷土料理として遠山蕪をお召し上がりいただけるのは上杉伯爵邸だけではないでしょうか。


現在は献膳料理にお出ししています。
歴史ある遠山蕪を一度味わっていただければと思います。
写真は手前から「遠山蕪の粕汁」「雪菜の冷汁」「ひょう干し煮」です。
全て米沢に古くから伝わる郷土料理です。