長井の幕開け 最上川舟運7
最上川舟運で、それぞれの舟場にどれほどの舟があったのだろうか。江戸時代の記録は残念ながらないが、明治初めのものが残っている。五十川村に18艘、成田村に17艘、小出村に51艘とある。宮村のデータはないが、小出村と同程度と考えられている。
宮舟場、小出舟場には、両村の舟のほかに村外からの上り舟、下り舟があり、常時数十艘もの船がへさきを並べていたであろうことが容易に想像できる。
最上川舟運は、米沢藩の廃藩(1869)によって上米蔵・上米輸送の機能は停止、以降民間で行われていたが、道路や橋梁の整備、そして、大正3年に開通する赤湯・長井間の軽便鉄道の開通によって終わりを告げた。長井における最上川舟運は黒滝開鑿の元禄7年に始まり大正3年に終焉、220年の歴史に幕を下ろすことになる。
大正3年に長井まで鉄道が開通 最上川舟運はここで終焉をむかえる
2016.01.20:[会員さんからのコンテンツ]
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