西高東低の考え方
今日は、見事な西高東低です。
西高東低とは、気圧配置です。
西に高気圧、東に低気圧。
冬の東北の旅では、西高東低を意識して行動してください。
基本的に天気図では、間に描かれた線(等圧線)が細かいほど、強い風が吹きます。
台風の周りなんかグルグルと線が描かれてますよね。
そして、風は、高気圧から低気圧へと吹きます。
西高東低ということは、西から東へ吹くわけですが、実際には中国大陸側から太平洋側へと吹きます。
強い風は、雲を作るわけですが、余りの風の強さに雲すらも細切れになってしまいます。
これを「すじ状の雲」といいますね。
気象衛星ひまわりから見ると、雲がシマシマになっているのがよく分かります。
天気予報では、「冬型」「西高東低」「すじ状の雲」がセットになって登場します。
そこに「寒気」がプラスされると大雪になります。
上空に冷たい寒気が・・・とアナウンサーが言ったら、要注意です。
さて、「すじ状の雲」ですが、上空から遠めで見ると「すじ状」なわけです。
「すじ状」とは、雲があるところとないところがあるということです。
地上にいますと、太陽が遮られ、果てしないような大雪になったかと思いきや、一転太陽が顔を出し、ウソのような青空になります。
そこで油断をすると、また雲と雪に見舞われます。
ガッカリしていると、また青空になるという・・・。
さっきまでの天気は何なんだぁといいたくなるのは、すべて上記の理屈によるものです。
この基本原則を知っておくと、冬の東北で一喜一憂しないですみますよ。笑
TVで一瞬見た映像が青空でも、天気図を見て装備を再確認なさってくださいね。
鈴鳴草子 〜鈴の宿 登府屋旅館〜
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